1947-11-07 第1回国会 参議院 文教委員会 第12号
第二の實業教育大學實現に關する請願でありますが、これは先程の定時制高等學校設置に關する請願と非常に關聯があるわけでありますが、勤勞大衆青年の教育に關しては、社會人として、或いは國民としての一般的な教育の外に、實業乃至職業教育が一つの大きな重點であることは申すまでもありません。この場合の實業教育も、單なる實業知識教育ではないのでありまして、直接生徒が從事しつつある職場と結び付いた指導が必要である。
第二の實業教育大學實現に關する請願でありますが、これは先程の定時制高等學校設置に關する請願と非常に關聯があるわけでありますが、勤勞大衆青年の教育に關しては、社會人として、或いは國民としての一般的な教育の外に、實業乃至職業教育が一つの大きな重點であることは申すまでもありません。この場合の實業教育も、單なる實業知識教育ではないのでありまして、直接生徒が從事しつつある職場と結び付いた指導が必要である。
次に議事日程によりまして請願第三百三十八號、勤勞青年教育の定時制高等學校設置に關する請願、それから請願第三百三十九號、實業教育大學設置に關する請願、これを合せて議題にいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
新制中學校竝びに定時制高等學校の必須科目たる職業科の教員たらんとするところの者を對象とするいわゆる實業教育大學の設置というのですね。
一一 鹿兒島青年師範學校を鹿屋市に移轉竝びに 昇格の請願(的場金右衞門君紹介)(第八 三九號) 一二 福島經濟專門學校昇格の請願(原孝吉君紹 介)(第八七五號) 一三 松江市に官立大學設置の請願外一件(木村 小左衞門君外四名紹介)(第八八八號) 一四 宮城縣の新學制完全實施のため國庫金増額 その他に關する請願(佐々木更三君外三名 紹介)(第八九二號) 一五 實業教育大學設置
二五 同(松原一彦君外二名紹介)(第八八一 號) 二六 小學校教員の恩給増額に關する請願(今村 忠助君紹介)(第八八二號) 二七 同(石川金次郎君紹介)(第八八三號) 二八 松江市に官立大學設置の請願外一件(木村 小左衞門君外四名紹介)(第八八八號) 二九 宮城縣の新學制完全實施のため國庫金増額 その他に關する請願(佐々木更三君外三名 紹介)(第八九二號) 三〇 實業教育大學設置
定時制高等學校設置の請願(豊澤豊雄君紹介) (第八八〇號) 同(松原一彦君外二名紹介)(第八八一號) 小學校教員の恩給増額に關する請願(今村忠助 君紹介)(第八八二號) 同(石川金次郎君紹介)(第八八三號) 松江市に官立大學設置の請願外一件(木村小左 衛門君外四名紹介)(第八八八號) 宮城縣の新學制完全實施のため國庫金増額その 他に關する請願(佐々木更三君外三名紹介)( 第八九二號) 實業教育大學設置
誤解を招きまして誠に恐縮でございますが、定時制高等學校も全日制高等學校も教科内容は同じでございまして、私共といたしましては定時制高等學校に行く者も、全部が高等學校の課程を了えてもらうことを希望しておりますが、只今の状態から考えまして全部の勤勞青年が高等學校を卒業しなければならないというふうに拘束しますと、學習意欲を旺盛にすることができないという状態にありますので、差當り二箇年ぐらいで、職場で必要な實業教育
從つて同じ高等學校の名前の中でも、實業教育、あるいは商業とか、工業とか、あるいは農業とかいうような重さのおきどころが違いますと、まだ正式に名前が決定されておるわけではありませんけれども、大體工業高等學校とか、あるいは商業高等學校、農業高等學校というものもでき得るわけであります。それに、もし職業的教育というようなものを一層完成させるためには、専攻科を置くというようなこともできるようになつております。
でこの請願はこの勤勞青年に對しまして、第一に實業教育を施し、而もそれを地方化するというようなことを主體にしまして、地方産業の振興というようなことを基盤にして、全國的な産業面への進出を企圖していかなければならない。そういう立場から放置されている勤勞青年の希望ある教育を義務制において國家はこれを採用して行つて頂きたいということが請願の大きな理由であります。
ただ伺いたいのは、無論今日のことですからして、今までですと青年學校のいろいろな義務教育的なものは女子にも負わされておりましたが、無論女子も含まれての實業教育、實業教育に限りませんが、そういう問題も是非落さないように、この意味にも私は參加いたしたいと思つておるのであります。つきましては今六・三の實施、六・三・三まで將來は義務制として行くんでございますか。